タンゴの古典期(グアルディア・ビエハ)に活躍したピアニスト、ホセ・ルイス・パドゥラ(José Luis Padula)が作曲したタンゴ。
タイトルの7月9日とはアルゼンチンの独立記念日にあたります。
パドゥラ本人は1908年、彼が15歳の頃に作曲したと主張しているようですが、実際に楽譜が出版されたのは1916年のこと。
もともとは別のタイトルを付けていたのを、アルゼンチン独立100周年に当たる1916年にあやかって「7月9日」というタイトルに変更して出版したという説もあります。
そのためかタイトルと曲の内容はあまり関係が無いようですが、シンプルで力強いテーマが魅力の古典タンゴの名曲としてよく演奏されています。
後に何パターンか歌詞が付いたバージョンも世に出ましたが定着せず、もっぱらインストゥルメンタル演奏される曲です。
タンゴ・クルサード四重奏のレパートリーとして演奏しています。