repertorio

Concierto para quinteto(五重奏のためのコンチェルト)

アストル・ピアソラ

画像:Wikipedia「アストル・ピアソラ」より

1970年、アストル・ピアソラ作曲。
1960年代のピアソラの活動の主軸であった前期五重奏団(キンテート)の集大成的な位置づけで発表された作品で、同名のアルバム『五重奏のためのコンチェルト』のハイライトとして収録されました。

演奏時間は9分にもなる大作で、タイトルの通り名手ぞろいの当時の五重奏団のメンバー〈オスバルド・マンシ(ピアノ)、アントニオ・アグリ(ヴァイオリン)、カチョ・ティラオ(ギター)、キチョ・ディアス(コントラバス)〉の演奏技術や音楽性を十二分に生かすために、様々な見せ場を盛り込みつつクライマックスのカタルシスになだれ込んでいくピアソラ作品を代表する傑作といえるでしょう。
この作品が一つの区切りになったのか前期五重奏団は解散され、後にコンフント9(九重奏団)として拡充されます。

この作品はのちに後期五重奏団でもたびたび取り上げられ、名盤『タンゴ・ゼロ・アワー』にも収録されました。

タンゴ・グレリオでも特別編成の五重奏で演奏しています。

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