1924年、オスバルド・プグリエーセ(Osvaldo Pugliese)作曲、エドゥアルド・モレーノ(Eduardo Moreno)作詞。
プグリエーセは「ラ・ジュンバ」などの曲で知られるタンゴの巨匠の1人で、他のタンゴ奏者に対して非常に辛口だったピアソラも彼には一目置いていました。
港のそばのカフェで、遠く過ぎ去った青春時代の恋を回想するという歌詞がついていますが、実際にプグリエーセが作曲したのは弱冠18歳の時でした。
プグリエーセ自身の所属する楽団で演奏されていましたが、数年後、この曲を偶然耳にして気に入ったペドロ・ラウレンスが楽譜をフリオ・デ=カロに渡し、彼の楽団が取り上げてさらに有名になりました。
※タンゴ・グレリオ第2弾CD「EPOCA PIAZZOLLANA~ピアソラの時代」収録曲