アストル・ピアソラ

画像:Wikipedia「アストル・ピアソラ」より

1951年、アストル・ピアソラ(Astor Piazzolla)作曲。ピアソラ初期の作品でこの当時は30歳前後くらい。
この時期のピアソラは従来のタンゴの形式を残しつつも、「タンゴに革命を起こす」という意欲に満ちた作品を作曲し始めており、1952年「Triunfal(勝利)」、「1954年Lo que vendra(来るべきもの)」などは現在もよく演奏されています。
Prepárenseとは「準備はいいか?」というような意味で、「自分のおこすタンゴの革命についてこいよ!」といわんばかりの若きピアソラの気迫を感じさせます。特徴的なリズムに物憂げなメロディがからみ、ユニークな効果を出しています。

これらの曲を発表後、タンゴに限界を感じたピアソラは1954年にフランスに留学し、クラシックの作曲家を目指します。しかし恩師ナディア・ブーランジェに自分の原点がタンゴにあることを再認識させられたピアソラは、再び新しいタンゴへの意欲を燃やし、さらに前衛的な作風に向かっていきました。

→レパートリー一覧に戻る