アンヘル・ビジョルド(Ángel Villoldo)作曲。(1905年ごろ?)
黎明期のタンゴの雰囲気を今に伝える作品。
軽快でユーモラス、にぎやかな楽しい作品で、古いブエノスアイレスの下町の情景が目に浮かんできそうです。
この曲は発表当時たいへん人気を博し、曲中のダンスのステップを模したようなリズムの個所で客がグラスでテーブルを叩いて割ってしまうので、ついに演奏禁止令を出す店も現れたそうです。
作曲者のビジョルドは「エル・チョクロ」の作者としてあまりにも有名ですが、この「エル・エスキナーソ」も含めて名曲を数々残しており、初期のタンゴの人気を支えた最初のヒットメイカーでした。
※タンゴ・グレリオではトリオ編成で演奏しています。