1974年、アストル・ピアソラ作曲。
バリトン・サックス奏者のジェリー・マリガンとの共作LP『サミット』の収録曲。
ジェリー・マリガンは優れたジャズ・プレイヤーとして有名でしたが、ピアソラのエージェントに「リベルタンゴ」のレコードを聴かされてすぐにアルバムの共同制作のオファーを承諾したそうです。
ジャズ奏者との共演ですが、どちらかというとマリガンがピアソラの世界に寄り添うような仕上がりになっており、発売当時大きな反響を呼びました。
どことなくノーベル文学賞を受賞したガルシア・マルケスの小説『百年の孤独( Cien Años de Soledad)』を連想させるタイトルですが、この小説が1967年に出版され世界的なベストセラーになったことを考えるとある程度意識していたのかもしれません。
後にミルバが歌った歌詞付きのバージョンでは「…百年を生きることは百年の孤独を生きること…」と歌われています。