ビセンテ・ロメオ(Vicente Romeo)作曲。正確な作曲年は不明ですが、1931年にはすでに録音されていたようです。
バルス(ワルツ)・タンゴの名曲の一つで、タイトルとは裏腹にもの悲しいメロディから始まりますが、このような傾向は南米の音楽に多いように思います。
タンゴはもともと18世紀後半くらいにあり合わせの楽団が酒場で演奏していたものが発祥で、当時流行していたワルツやポルカなどヨーロッパから伝わった音楽も合わせて演奏されていました。その流れからかタンゴ楽団では多くのワルツ(Vals~バルス)のレパートリーも伝統的に演奏しています。