1933年にウルグアイ人のピアニスト、ピンティン・カステジャーノス(Pintín Castellanos)が作曲。
タイトルは「ナイフの一刺し」という物騒な意味ですが、曲調はいたって明るく軽快なものなので拍子抜けします。
古いタンゴには懐にナイフを忍ばせたやくざ者がよく登場しますが、この曲もそんな往年の場末の情景をイメージしたものなのでしょう。
カステジャーノスは当初は昔風のタンゴとしてこの曲を演奏していましたが、この曲を気に入ったフアン・ダリエンソが1936年にテンポの速いミロンガにアレンジして発表しました。
ダリエンソ楽団の切れ味鋭いリズムと相まってこの演奏は大喝采を浴び、翌年にリリースしたレコードも大ヒット。
以降この曲はミロンガの定番として親しまれるようになりました。