1915年、フランシスコ・カナロ(Francisco Canaro)作曲。
Tabladaとは「家畜の囲い」という意味がありますが、ここではブエノスアイレス南西の古い地名を指しています。
この地域はかつてアルゼンチン有数の畜産市場や大規模な屠殺場が置かれており、大草原から連れてきた家畜を飼っておく囲いが立ち並んでいたため、それがそのまま地名になったようです。
こういった地域の労働者や、家畜を連れてくるガウチョ(牧童)たちが、タンゴの成立に大きな役割を果たしたと考えられており、そういった昔風の雰囲気を狙った曲と言えるでしょう。
冒頭ではガウチョの口笛が草原にこだまするような効果の短いフレーズが繰り返され、続いて荒々しくも粋な場末風のテーマが始まります。
歯切れが良く、躍動感のあるリズムが楽しい作品です。
La tablada(ラ・タブラーダ)