
画像:Wikipedia「Julián Plaza」より
1960年、フリアン・プラサ(Julián Plaza)作曲。
フリアン・プラサはプグリエーセ楽団やその流れをくむセステートタンゴなどで活躍したバンドネオン奏者/ピアニストで、作曲・編曲者としても高い評価を得ています。
同時代のアストル・ピアソラの影響も受けた、モダンな感覚を持ちつつ、古典タンゴの味わいを合わせ持つ個性的で素晴らしい作品をいくつも残しました。
「メランコリコ」とは「憂鬱な」という意味ですが、それに反して軽快で心の浮き立つような第1部から始まります。
続く第2部はタイトル通りの憂いを帯びたドラマチックな主題、そしてちょっとコミカルな短い第3部のあと、ふたたび冒頭に戻る…
と、いささか情緒不安定な感もあるほどメリハリのきいた曲想が特徴です。
プラサの作品は対照的なテーマから成るものが多いですが、この曲もその典型的なパターンといえるでしょう。