アントニオ・スレダ(Antonio Sureda, 1904~1951)の作品。
スレダは1920年頃から活躍したバンドネオン奏者/作曲家。
演奏家としては当時のタンゴがオルケスタのような大編成が主流になっていくのに反して、バイオリンとピアノとのトリオ編成での演奏を生涯好んでいたようです。
「Dos amores」「Nunca」などのタンゴの名曲を残していますが、「ワルツ王」と称されるほどワルツの作曲も数多く手がけており、この「エンスエーニョ」もタイトル通り夢見るような曲調のロマンチックな佳作です。
Ensueñosという曲もありますが、こちらはルイス・ブリヘンティ作曲のタンゴでまったく異なる作品です。
※私たちは三重奏や四重奏の編成で演奏しています。