名バンドネオン奏者オスバルド・モンテス(Osvaldo Montes)が作曲したタンゴの面白さがぎゅっとつまった魅力的な作品です。
モンテスは幼少期からバンドネオンや和声楽を学び、13歳ごろからプロ奏者として活動を始め、1955年にはブエノスアイレスに移ってミゲル・カロー、エンリケ・フランチーニ、レポルド・フェデリコ、マリアーノ・モーレス、アティリオ・スタンポーネなどの名だたる楽団で腕を振るいました。
自らの楽団を率いることはなかったものの、その深い経験と知識から尊敬されタンゴの教師として後進を数多く育てました。
特にギタリストのアニバル・アリアス(Aníbal Arias)とのデュオは有名で、映画『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち(Cafe De Los Maestros)』に出演、日本をはじめ世界各国で公演を行いました。
私たちタンゴ・グレリオの演奏スタイルもこのデュオに大きな影響を受けています。