1933年、ホアキン・M・モラ作曲。
マルガリータ・ゴティエは小デュマの小説『椿姫』の主人公の名前で、この有名な悲劇をテーマにした歌詞が付けられています。
語りの様な起伏に乏しいメロディラインが当時はあまり一般受けはしなかったようですが、通常のタンゴとは異なる一風変わった音楽性や和音の流れの美しさが後年評価され、むしろインストゥルメンタルの曲として盛んに演奏されるようになりました。
ちなみにヴェルディのオペラ版『椿姫』の主人公はヴィオレッタとされていますが、これはヴェルディの亡妻の名前がたまたまマルガリータだったため変更したようです。
タンゴ・グレリオではバンドネオンソロで演奏しています。