1963年、ピアニストのエクトル・スタンポーニ(Héctor Stamponi)作曲、カトゥロ・カスティージョ(Cátulo Castillo)作詞。歌謡コンクールで優勝し、大ヒットした人気のタンゴ歌曲。一杯のコーヒーを通して男女の別れのシーンが描かれています。
『つむじ風に乗って君の想い出は秋の夕暮れに戻ってくる。氷雨が降るのを眺めている間、コーヒーのスプーンがくるくる回る・・・
「私たちもうおしまいね」と別れを告げるあなた。それは甘く苦かった・・・
雨の降る中、僕は君に最後のコーヒーをさし出した』
無慈悲に男の元を去っていこうとする女、何もできないまま黙ってコーヒーをすすめる男。
タンゴは恋愛の歌が多いのですが、その大半は男が女にふられるという内容のようです。