1909年、エドゥアルド・アローラス作曲。彼が17歳の時の処女作になります。
酒場で自ら率いるトリオにより初演され、その場にいた客の一人がタイトルを付けたと言われています。後に彼はカフェを経営することになりましたが、自分の店にもこの曲と同じ名前を付けたそうです。
アローラスは『バンドネオンの虎(El Tigre del Bandoneón)』とあだ名され、当時としては革新的なバンドネオンの技巧を生み出し、古典期のタンゴ(グアルディア・ビエハ)を盛り上げました。
優れた才能を持ちながらも、乱れた生活からアルコール依存症となり32歳の若さでパリで客死しました。
※タンゴ・グレリオではトリオ編成で演奏されます。